医師との関係が重要な外来看護師

看護師としてスキルアップをしていきたいと考えている人が外来専門になると、なかなか技術的に新しいスキルを習得する機会がなくて苦労することがある。

病棟業務や検査業務などが一切ない場合にはほとんど目立った技術は必要がないのも確かであり、漫然と自分を成長させられないまま月日が過ぎていってしまいやすい。

しかし、外来専門になったとしても看護師としての能力は伸ばしていくことが可能である。

スキルアップを技術の向上と考えてしまうと困難だが、看護師として活躍するための総合力を高めることだと考えると知識の習得をしやすい環境になっている。

そのために重要なのが医師との関係を良好に保つことであり、医学知識を吸収する機会として優れているのである。

患者の対応をしたときに何を聞いてどのように考え、どんな病気を疑ったのかといったことを学んでいくと、自分でも患者の病状を推察できるようになってくる。

医師に詳細な説明をしてもらえるようになると、さらにその能力も高まっていくだろう。

そのために重要なのが医師に教えたいと思ってもらうことであり、自分に学ぶ姿勢があることを示す必要がある。

些細なことでも質問をしてメモを取るようにするのはわかりやすい方法なので、ある程度は鈍感な医師であっても教えてくれるようになりやすい。

さらに医学知識があることを示せると説明も詳しくなっていく。

仕事を通してスキルアップをしていく方法として覚えておくと良い。